石原算数教育研究室

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  • どうすればいい

     小学生に「0.1は0より大きい、小さい」と聞くと何人かに1人は「0.1は0より小さい」という答えが帰ってきます。どうしてと聞くと、その子たちは「0より右に1があるから」と答えてくれます。つまり数の見かけだけで数の大小を考えているのです。どうしてこうなるのかは小数の数え方に問題があるためです。
     教科書では小数の導入に液量を取り上げていますが実は、液量は 1 10ごとに小単元があるので好ましくありません。重さを使うとKgのしたはgまで単位がないので小数を表すには都合のよい量です。例えばセロテープ台をてんびんで測ると1Kgねん土より重いと仮定します。セロテープ台より細かく測るためには1Kgねん土のおもりを10等分にしたおもりをつくり、それを用いてはかり、それでもセロテープ台をはかれば 1 10等分したひとつをさらに 1 10等分にして 1 100Kgねん土をはかることになります。そうすると、1Kgと 1 10Kg2こさらに 1 100Kg3こという細かな重さをはかることができます。これを1Kgと0.1Kg2こと0.01Kg3こというまとめとして小数のを量と操作に基づいて教えることが出来ます。

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